三十三景 予備調査1
問屋町通の西隣りは川端通。
川沿いの商店街によくある舟で運ばれた荷を店の裏から倉庫に取り込み、
表で商うといった感じに見えましたが、どうだったのでしょう。
だから問屋町通の西側が商業の主力だった形態の名残が残っている様に見えます。
“洛東遺芳館”もそうした商家の本店が保存されているものでした。
東側も店舗だったり、そうした商家の居宅だったりしたのでしょうが、
建て替わった家々にも土壁や板壁、軸組などの色合いに京都らしさが伺えます。
出会った人々の雰囲気も穏やかで、心休まる街並みでした。