「初秋の見学会」引染体験レポート

9月30日 日曜日の午後、新撰組ゆかりの壬生界隈の街並みを見学しました。
途中、当研究会の会員、共和染色工業(有)さんの引染工房におじゃましました。


工房内は染め上がった色とりどりのまっすぐに伸びた反物でいっぱいでした。両端を引っ張った反物(約13m)を端から端まで一気に染めるので工房は長方形をしています。この「布地を引っ張って刷毛で染める」技法は世界でも珍しい染色法だそうです。染め工程の前に反物がしわにならないように等間隔に打つ伸子(しんし)の放物線と反物の直線とが作り出す空間の美しさに見惚れ、暫し時間を忘れました。


染め工程です。染料液を調合して、色あわせした後、刷毛に含ませて引くことによって着色する作業です。長い反物を均一にしかも速やかに染色しなければならず高度な技術が必要です。リズミカルで素早い見事な刷毛さばきで、見る見るうちに長い反物が染め上がっていきます。


わたしが染めたスカーフです。材質はごく薄手のシルクに市松の地模様入り。イメージしていた紫色に染料液を調整していただき、無謀にもぼかしに挑戦! 写真ではわかりにくいのですが、ぼかしはスカーフの中央から両端に向かって色が濃なるという結構むずかしいぼかしです。1.2mほどの短いスカーフだったのですが、刷毛を思うように動かすことが出来ず、ムラが出たり端が染まっていなかったりトラブル続出でしたが、手取り足取りのサポートをいただいてとても満足な逸品(?)が出来上がりました。ありがとうございました。