三十三景 予備調査2

「白川沿い仁王門から下へ華頂道まで」

白川沿いの道から東へ旧東海道に当る石泉院通を見透かすと、
並河靖之七宝記念館と、その筋向かいの長屋の並びが見えます。
記念館は国登録有形文化財ですし、もとは工人達の宿舎であった長屋も、
当時の工芸地区の雰囲気を伝えています。石泉院橋から川下を眺めると、
両岸の緑の間に白壁と黒弁柄の柱や下見板の民家が遠望され、ちょっと不思議な景観を作っています。
三条から下の白川東岸には、学校の校舎やマンションなど、
中層の洋風建築が並んでいますが、川沿いの道路に面した塀と共に、
YR系の明るい色調が岸の柳と相俟って、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。